体育大学に通い消防士をめざしていた自分に、ある日悲劇が襲ってきました。白内障が原因で失明してしまったのです。肉体的にはもちろん精神的にもひどく落ち込んでしまい、何もやる気が起きず、ただ日々をやり過ごすだけの時期がありました。その後、目の状態が少し良くなり、何でもいいから仕事をしなくてはと思えるようになり求人を探していたときに拾ってくれたのがエーワンの社長でした。アトピーで外見にもコンプレックスを持っていた私は自分に自信が持てずにコミュニケーションもうまくとれませんでした。それでも社長をはじめ本社のスタッフや一緒に研修を受けた仲間が声をかけ続けてくださり、自分に寄り添ってくれました。研修期間が終わっても休日や空き時間にエーワンアカデミーに通い続け、技術に自信が持てるようになるといつの間にか前向きに生きている自分がそこにいました。ずっとどん底だと感じていた自分に居場所をつくってくれたエーワンには感謝してもしきれません。
仕事を続けて7年。とにかくエーワンのことが大好きで、午前中から深夜までサロンに居続け、エーワンアカデミーで技術を磨き続けていた自分に、大きなご褒美がありました。指名数はそれほど多くない自分ですが、頑張り続けてきた結果、なんと売上が全国ナンバーワンに。仕事をはじめた当初は会社のお荷物だった自分でも、地道に努力を継続することで大きな結果を残すことができました。ここまでこられたのはエーワン本社のみなさんと仲間たちのおかげです。セラピストという仕事は、努力が結果に直接結びつく仕事です。手を抜いてしまえばお客様は離れていってしまいますし、一生懸命にやっていれば、その想いは必ずお客様に伝わります。将来は、この仕事のすばらしさや面白さを後輩にしっかりと伝えながら、体が動く限りどこかで誰かの背中を押し続けたいと思っています。